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43話 森崎望美を切り崩す

last update Tanggal publikasi: 2026-03-04 06:34:34

書斎に入った俺たちは憤慨している様子の望美さんに座るように父さんが促している。

「どういう事ですか? あの女を家に入れるなんて」

そう言った望美さんに父さんがぴしゃりと言う。

「そういう言い方は止めなさい」

父さんに今までそんなふうに言われた事が無かったんだろう、望美さんは驚いている。

「……一体、何が起こっているんです?」

父さんはそう言う望美さんに言う。

「お前に話さないといけない事があるが」

そう言って父さんは望美さんを見る。

「まずは燈ちゃんの事を“あの女”などと呼ぶ事は今後、許さんからな」

父さんにそう言われて更に望美さんが驚く。俺はそんな望美さんに言う。

「まず、事実だけ、先に伝えます」

俺が話し出すと、望美さんがそんな俺を見る。

「まず、大事な事は。俺がEMSO(アイゼンバーグ医療戦略機構)という世界最高峰の研究機関で責任者を任されているという事と、そのEMSOで燈が主任を務めているという事です」

望美さんが聞く。

「それが何?」

ここを理解出来ていなければ、話が進まない。

「端的に言うと、燈は天才医師です」

俺がそう言った事でまた望美さんが驚く。俺は少し笑って続ける。
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